基本は鯰とナマズ釣り

鯰釣りをルーツにシーバス、ブラックバス、アジングをメインに釣りをしています

私的ナマズ釣りのすべて #3 ナマズ釣り リールについて

もうすぐ本格的なナマズ釣りシーズンですね。

私事ですがまだ釣りにに行けてません。

雨から逃れるとこができたと思ったら強風。

不要不急の外出もしないようになんてお知らせもスマホにきていました。

そんな訳で「私的ナマズ釣りのすべて #3」を書きたいと思います。

今回はリール編となります。

前回のブログでも書きましたがベイトリール前提で書きたいと思います。

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前回の記事はこちら

namazunoko.hatenablog.com

 

ナマズ釣りに適したリールは

ナマズ釣りに使えるベイトリールについてですがロッドほど考えなくてもいいと思います。ブラックバス釣りで使うようなリールで問題ないです。あえて条件をつけるとすれば20Lbのラインを80メートル前後巻けることでしょうか。PEであれば4号から5号前後になると思います(実際には80メートルも使いませんが、このくらい巻けるリールのが強度とのバランスがとれる気がします)。

以上、リールはこんなところでしょうか・・・で終わってもあれなので(汗)

少しラインのことについて書いていきたいと思います。

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どうしてナマズ釣りには太い糸を使うのか

私はナマズ釣りではPEの4号か5号を使っています。

理由は根掛かり対策です。

そもそも、なぜ根掛かり対策が必要?

ナマズ釣りはナイトゲームも多いです。この場合は水面に張り出した細い木の枝や、草とかが目視できないことが多いです。よってこれらにルアーが引っ掛かることが良くあります。また、デイゲームであれば障害物に対して際どくルアーを入れる必要があります。時には水面から生えいている草の中にルアーを入れることがあります。当然ながらルアーが引っ掛かることがあります。このときに細いラインだと引っ張たときにラインが切れてルアーを失ううえに川にゴミを捨てることになります。PEの5号前後であれば根掛かりをしても、バーブレスフックが多いナマズ釣りではフックを曲げて回収できる可能性があがります。また、上記以外にもランディング時に抜き上げも多いナマズ釣りではラインの強度は重要です。

純粋にナマズを釣りたいだけであれば、広くて障害物がない釣り場であればラインの強さは10Lbあれば十分だと思います。過去に5Lbで50センチくらいのナマズが掛かりネットを使ってあげることが出来ましたし、6Lbあれば50センチの鯉も同じ場所で足元まで寄せることはできました。

ラインの強さを求める理由は、純粋なナマズの引きの強さではなく、根掛かりやランディング方法による影響からとなります。また小場所が多いナマズ釣りでは遠投の機会が少ないのでリスクをとってまでラインを細くする必要がないのもあります。

上記の理由から使うラインの強さを考慮すると、リールも機種(大きさ)が限定されてきます。

次にベイトリールを初めて使う方もいるかもなので、ベイトリールを選ぶ際に迷う部分「ブレーキ」について書きたいと思います。

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ベイトリール ブレーキって・・・

ベイトリールを選ぶ際にブレーキの仕様について話題に上がることがあります。

日本の2大メーカーでは、このブレーキの仕様がそのままメーカー選択に影響をします。私はリールに特別詳しい訳ではないので、あくまで私的印象(こんな感じ)程度のことを書いていきたいと思います。

まずはどうしてベイトリールのブレーキがいるのか。

これにはバックラッシュという現象と関係しています。

(どのベイトリールにもついているメカニカルブレーキについては割愛)

 

バックラッシュ

ベイトリールでルアーを投げる際の仕組みは非常にシンプルです。

ルアーの重みと、ロッドの振りでリールに糸が巻いてある部分(スプール)が回って糸が放出されます。いたってシンプルな構造なのですが。。。ひとつ問題が。

【投げる→糸でる→ルアー飛ぶ】 なら問題ないです。

では問題がある場合

【投げる→糸でる→ルアー飛ばない】 この場合、糸は出るけどルアーが障害となり糸が前に進めないです、、、にも関わらず糸は出ようとする。こうなるとリールから糸があふれてグチャグチャになります。これがバックラッシュです。イメージしやすいのは普段流れている川をせき止めれば、川の水は川の左右に溢れると思います。これがリールと糸の関係で起きます。

釣りをしている状況だとキャスティングした際に、ルアーに向かい風が当たり糸がスムーズに出ない、ルアー自体が風の抵抗を受けやすいタイプで糸がスムーズに出ない。あと多いのは、軽いルアーを使ったとき、ロッドを振った勢いでリールから糸は出るが、ルアーが軽いため前に飛ばずに糸だけが過剰に出る等。

上記のような要因で起きるバッククラッシュをなるべく防ぐ為にベイトリールにブレーキという機能が付いています。

 

ベイトリールのブレーキ

 ブレーキは構造、仕組みによって種類あります。

大きく分けると「マグネットブレーキ」「遠心力ブレーキ」になります。

ここでは詳しい構造や仕組みは割愛しますが、

「マグネットブレーキ」 

磁力を使って糸を出す量(スプールの回転)を調整する

「遠心力ブレーキ」

物理的なブレーキシューを当てて糸を出す量(スプールの回転)を調整する

どちらのブレーキも強弱の調整ができます。

メインに使っているブレーキはメーカーによって異なります。

ダイワ・・・マグネットブレーキ

シマノ・・・遠心力ブレーキ、DCブレーキ(ここでは割愛)

アブ・・・遠心力ブレーキ・マグネットブレーキ

ざっくり分けると上記になりますが、機種によってはシマノでもマグネットブレーキを使っている場合等があります。ブレーキ性能は各メーカ、腕の見せ所でもあるのでメーカーHPでも解説しています。気になる方は見てみるとよいと思います。

ではどのブレーキを使っているリールを使えばいいのか。

 

結局どのリールを選べばいいかのか

ナマズ釣りだから、マグネットブレーキじゃなきゃいけない、遠心力ブレーキじゃなきゃいけない、、、等はないです。ただし、投げたときのフィーリングが違うので好みはあると思います。個人的には好きなメーカーや見た目で選んでもいいと思います。気に入った道具なら練習して慣れると思いますし。

ただ、一般的にはマグネットブレーキの方がバッククラッシュを防ぎやすいと言われることがあります。なので初めてのベイトリールはマグネットブレーキを選ぶのもありかもです。ちなみに私はまぐマグネットブレーキのリールほぼ使ったことがない(人のを借りて投げたことはある)です。なので初心者でも遠心ブレーキが使えないことはないと思います。

あとバックラッシュはどんなブレーキでも起きる(状況やセッティングによりブレーキだけでは防げない)ので気にしすぎる必要はありません。ブレーキ以外ではサミングという方法でも対処します。加えて※メカニカルブレーキという、どのベイトリールにもついている機能を併用してバッククラッシュを防ぎます。とくにルアーの着水時には水面が抵抗になりバックラッシュしやすくブレーキだけでなく通常はサミングも併用します。サミングやバッククラッシュの対処方法、リール自体の使い方、投げ方はいろんな方が参考になる動画を出しています(私も最初は参考にさせて頂きました)。また、インプレ動画等も沢山あるのでリール購入に悩んだときは参考にするのもいいかもです。

リール選びの結論ですが、ロッド同様に巻けるラインの量等が問題なければ見た目含めて好きなリールを使うのがいいと思います。これはかなり私的な意見ですが初めて買うのであればダイワかシマノが安心だと思います。1万円以下のリールでも十分使えると思います。

サミング 自身の指をスプールに当ててブレーキ変わりにする。

※メカニカルブレーキ どのベイトリールにもあり物理的にスプールの回転を鈍くする機能(強くし過ぎると飛距離がでなくなる)

 

ここまでベイトリールの選び方やブレーキについて書きましたが、ナマズ釣り前提に書いています(20グラム前後のルアーを使う)。他の魚種やルアーの重量が異なる場合はリールの選び方も変わります。

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↑私が初めてナマズ釣りに使ったリールとロッド
 

 

私がナマズ釣りに使っているリール

ナマズ釣りを開始したときに買ったリールは、シマノのバスワンという遠心力ブレーキ搭載のリールです。6000円前後でアマゾンのレビューが良かったので買いました。これで練習をして初めてのナマズも釣っています。知人もこのリールでナマズ釣りを始めました。現在はシマノの14カルカッタコンクエスト(遠心力ブレーキ)を使っています。 私が遠心力ブレーキしか使っていないのは、特に拘りはありません。最初に買ったリールがシマノだったからくらいです。あとは見た目の好みでシマノになっているのもあります。あと今回は割愛したのですがシマノにはDCブレーキというシステムもあります。個人的にはナマズ釣りのように短距離、ふわっとルアーを落とす等の釣りにはあまり向いていない気がします。ただ普通にキャストするにはよいブレーキシステムでバス釣り用には使っています。

私がナマズ釣りに使ってきたリールについては過去記事にありますのでよかったら見てください。

namazunoko.hatenablog.com

 

 ナマズ釣りならではのリールの選び方

渓流ルアー釣りにタックルのスタイルがあるように、私的ではありますがナマズ釣りにもタックルのスタイルを楽しむ余地があると思っています。具体的に言ってしまうと、ABUの丸形リールとロッドを組み合わせるスタイルです。私的ですがABUの丸形リールには何とも言えない魅了があると思います。形もですし色もですし。。。ブレーキシステムや機能についてはシマノやダイワ、ABUの最新リールのいいと思います。それでも使ってみたくなる魅力があります。また遊び心も大事?なナマズ釣り。個性的なリールを使うのもいいと思います。ABUの丸形リールであれば4000番台とかがいいと思います。ABUの水色のロッドとABUの丸形リールを組み合わせは個人的にかっこいいと思っています。機能性よりもタックルスタイルを楽しむのもナマズ釣りの魅力だと思います。

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私的思考 ナマズ釣り専用リールがあったとしたら

 ロッド同様に偏ったナマズ釣りに特化したリール、どんな風なのが欲しいか考えてみました。

まずはブレーキシステム、これは遠心力ブレーキがいいと思っています。ピッチングで精度よくルアーをふわっと落とすにはスプール回転速度に合わせて作用する遠心力ブレーキが良いと私的には思います(正直、マグネットブレーキをほぼ使っていないので他が分からないのもありますが・・・)。そして、スプールはPE4号を80メートル前後巻ける大きさ。見た目はカルカッタコンクエスト(金でも銀でも)。リール自体のサイズは100番くらいがいい。

いまある製品でイメージすると20カルコンDC101HGの遠心力ブレーキ版がいいです。

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ナマズ釣り リールまとめ

ブラックバス釣りに使うベイトリールならほぼ大丈夫

ナマズ釣りに使うラインは太いで20LBが80メートル前後巻ける必要はある

・ベイトリールにはブレーキシステムの違いがあるが気にする必要はない

・最初の一台は個人的に大手メーカーが安心

・ABUの丸形リールをナマズ釣りに使うのはある種のスタイル

・バッククラッシュは必要以上に気にしない

 

上記のような書きはしましたが、やっぱりベイトリールで慣れない方が気になるのはバックラッシュだと思います。ナマズ釣りに関して言えばですが、かなり太めの糸を使うのでバックラッシュをしても細糸に比べてからかなり解きやすいですし、ここまで書いてなんですが、そんな細かいことを気にする釣りでもないと思います。またスピニングリールでもナマズ釣りは出来ますし。それぞれが楽しめるスタイルでナマズ釣りをすればいいと思います。

 

※最後にあえて書かなかったのですが少しだけ

ベイトリールは右巻き左巻き論争がありますが、個人的には好みだと思います。スピニングは左がいいと思いますが、ベイトは用途によると思います。私はナマズ釣りは近距離、落ちパクが多いので持ち帰る手間が左巻きをメインで使っていますが、右巻きでも問題ないと思います。自分のやりたい釣りができればよいと思います。 

 

以上、リールの知識がない私が長々と書いてしまいました。最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。次回はルアーについて書きたいと思います。