リールメンテナンス 14スコーピオン201HG
前回のブログに引き続きリールメンテナンスの記事となります。
今回メンテナンスするリールはこちら
今回も前回同様、ギア側メインのメンテナンスになります。。。と考えていたのですが急遽ハンドルのメンテナンスも実施しました。
メンテナンスリール:14スコーピオン201HG
2014年発売のリールのためメーカーHPではカタログ落ちしています。なのでアマゾンの商品紹介で記載されている仕様をのせます。
・ギア比:7.2
・最大ドラグ力:53.9N/5.5kg
・自重:210g
・スプール寸法(幅/径):34/25
・ナイロン糸巻量(号-m):3-165/3.5-145/4-120/5-100
・最大巻上長(ハンドル1回転あたり):77cm
・ハンドル長:42mm
・ベアリング数(S A-RB/ローラー):7/1
・X-SHIP
・パワーALボディ
・S3Dスプール搭載
・SVSインフィニティブレーキ機構
・S A-RB
・エスケープハッチ搭載
・スーパーフリースプール
このリールは数年前に妻から誕生日プレゼントとしてもらったものなので大切にしています。利用用途としては、ナマズ釣りでのサブリールとなっています。サブとは言ってもワンシーズンに1回は使っており、去年は遠征先で使いました。またカルコンを使うまではナマズ釣りのメインリールとして使っており、初めて使った左巻のベイトリールでもあります。このリール、見た目が好きなのです。特に色、、、かなり好みが分かれるところかと思いますが、暗めのワインレッド、小豆色が私的にドンピシャです。現行のスコーピオンは同じ赤系でも色合いが違うのです。肝心な使い勝手ですが、糸巻量が多いのでPE5号とかを安心して巻けます。また丈夫なのでナマズみたいな釣りにはピッタリだと思います。最近のリールと比較すると少し大きいですが、丸形と比較すればパーミングはし易いです。
分解していきます
数年使って初めての分解です。ぱっと見はそんなに汚れていないですが、よく見るとかなり汚れています。まずカバー側から綺麗にしていきます。
綺麗に掃除してベアリングも元に戻しています。購入から数年が経過しているのでベアリングは新品に交換した方がよいと思うのですが、、、手元にないので今回は洗浄のみとなります。
本体側の分解と洗浄
まずはメインギアを分解、そして洗浄します。
ギアの歯欠けなどは無かったですが、反対側の汚れは落ちないのもありました。ただし凹凸上ではないので、今回はそのままにしています。ドラグワッシャー用のグリスが少し少な目な気がしましたが、これも手元にないので今度用意できた際にあらためて洗浄とグリスアップをします。
さらに分解を進めます。
クラッチ周りとピニオンギア周りはかなり汚れています。中身の構造は17スコーピオンDCと同様です。ちなみにこの個体のがクラッチバネの力がなぜか強い。。。
外した部品を洗浄しました。
本体受け側も綺麗します。
ベアリングも外して洗浄済みです。
可動部分には薄くグリスを塗っておきます。
そして組み立てです。
これでカバーをつけてメンテナンス終了と思ったのですが。。。ハンドルを付けて違和感に気づく。ハンドルノブの回転が良くない。。。ついでに分解してみることにしました。
ハンドルのメンテナンス
とにかくグリスの量が凄い、、、そして黄色なってかなりの粘りでした。とにかくプラカラー以外は全部パーツクリーナーで洗浄です。
綺麗になりました。
今度、余裕があればハンドルノブとあわせてカラー含めてベアリング交換したいです。ノブはゴム製なので経年劣化をしてきています。
そして完成品
前回メンテナンスした17スコーピオンDCと同様に巻きが軽くなり、またスプールの回転も軽くなりました。経年劣化で粘度が上がってしまったグリスを綺麗にするだけで効果があるのだと思います。またハンドルノブについてはしっかり回転するようになりました。
今回のパーツクリーナーの汚れ
前回同様の汚れです。
自分で分解してメンテナンスをするとカスタムしたとき同様に、そのリールへの愛着がわきますね。自粛期間中に思い付きで始めたメンテナンスなので道具や消耗品の用意が不十分です。この機会に工具やベアリング、グリス等の消耗品をまとめて購入してより道具への理解を深めつつメンテナンスをしたいと思います。。。ただし、財政的に消耗品の購入は来月下旬になりそうです(汗)。
次回はABU 4600C3 かスピニングのラインローラーが手に入れば交換を考えています。釣りには行けない期間も釣りへの理解を深める期間としてポジティブに捉えて釣り再開に向けて準備していきたいと思います!
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。